亀岡文殊堂 kameokamonjudou

亀岡文殊は、丹後(京都)の切戸の文殊、大和(奈良)の安倍の文殊とともに、日本三文殊の一つとして有名です。 大同2年(807年)に、東北地方布教のため、当地を訪れた徳一上人が、五台山に似た山容に心うたれ堂宇を建立したのが文殊堂の始めといわれています。 別当、大聖寺は真言宗に属し、皇室の勅願所として、国家安穏の祈祷を命ぜられ、また、徳川5代将軍綱吉以来家茂まで十代の間、ご朱印百石を賜わり、中納言格の待遇を受けた天下の名刹となっています。 文殊堂は文殊菩薩、すなわち釈遵の左にいて知恵を司る菩薩をまつり、中国では五台山がその浄土とされ、昔から、『三人よれば文殊の知恵』といわれるように、学問の神様として知られています。入学、入社試験等の合格祈願に訪れる人があとを絶たちません。

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  • 名称
    亀岡文殊堂 kameokamonjudou
    所在地
    東置賜郡高畠町亀岡4028-1
    電話番号
    0238-52-0444
    FAX番号
     
    料金
     
    アクセス
    JR高畠駅より車15分
    駐車場
    有り(亀岡文殊の売店付近の広場)
    お問合せ
    亀岡文殊大聖寺
    WEB
     
    備考
    設置年月日:大同2年(807年) 境内には、老杉の大木が繁り、歴史の重みと厳かな雰囲気がただよいます。大聖寺本坊には、大日如来を本尊としてまつり、ほかに桧の寄木造漆箔像の木造聖観世音菩薩立像(県指定)と阿弥陀、薬師像の2体があります。いずれも鎌倉時代の作とみられています。文殊尊に参詣し傍らの大黒天の前に行き両手で尊像を抱き、「軽くなり給え」と念ずれば、次第に軽くなり、「重くなり給え」と念ずれば重くなり、また、願望達成のときには軽く持ち上げられるといわれています。 参道入口には仁王門があり、両脇には金剛力士像があります。参道途中には、十六羅漢像、芭蕉句碑、『南無阿弥陀仏』と刻された義民高梨利右エ門の念仏碑があり、薬師如来をまつる払川薬師堂のほか、文殊堂背面には大日如来、普賢菩薩、虚空蔵菩薩がまつられ、また一山の守護神、蔵王権現が鎮座しています。 茶屋で一休みして名物のこんにゃくを食べたりするのも「文殊様」を訪れる楽しみの一つです。

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