東泉院 tousenin
新装になった県道沿いにある。550坪の境内に本堂、庫裡のほか不動堂、二井宿中創立の地の碑がある。また、本堂真向いの境内には義民高梨利右衛門の新墓碑が建つ。 利右衛門は屋代郷農民の窮壮を打破すべく百姓一揆を企て、江戸幕府に直訴におよび、元禄元年に死刑になった。 その百年忌にあたる天明7年、多数の農民が無銘の旧墓碑とは別に、法名を刻した墓碑を建立、以後、報恩を込めた焼香の香りがいまも絶えない。 二井宿小学校庭には1丈5尺の巨大な酬恩碑があり、利右衛門の功徳と農民の反骨心を今に伝えている。