時沢の地蔵尊 jizouson
立沼堀、時沢橋のところに建立されている。本尊は、1m40㎝の立像で夜泣き地蔵として古くから信仰されてきた。明治39年(1906)の決議録に地蔵講が記載されているが、資料が乏しく不祥な点がある。尊い信仰は近在近郷にとどまらず、遠くは関東方面からの参詣もある。帽子、よだれかけなどの奉納も数多く、信仰の深さが伺える。入口には石經法華塔(せっきょうほっけとう)、奉西青金剛供養塔元文(げんぶん)五庚申(かのえさる)年(1740)、六面幢(凝灰岩製、地上164㎝)などが建立されている。