八幡神社本殿(川西町洲島) hachimanjinjahonden(kawanishimachisunoshima)
本殿に関わる棟札が8枚残されており、その記載内容から、現在の本殿は寛保元年(1741年)に再建されたとわかり、その後、向拝部分を板で囲っている以外、大きな改変はなく、概ね旧状を保っています。 八幡神社本殿は、外観は一見簡素ですが、肘木を禅宗様とし、二重虹梁太瓶束や木鼻の形態が珍しく、当初から板葺であるとすると類例は多くはなく、同時代の近世社寺と比較しても、その造形性を高く評価されています。