長井ダム/ながい百秋湖 nagaidamu/nagaihyakusyuuko
長井の市街地から西へ、山を少し登ったところにあるのが平成23(2011)年に完成した「長井ダム」です。県内はもとより、東北でも屈指の規模を誇ります。置賜野川は、管野ダムを水没させる形で、より大規模なダム建設が計画され、国土交通省の直轄ダムとして竣工しました。ダムの形式は、重力式コンクリートダムで、堤体の高さは125.5m、長さ381m、総貯水容量5,100万トンで、洪水調節流量が管野ダムの毎秒225?から毎秒780?に大幅に増加しました。農業用水、水道用水、水力発電、野川の流量維持などの役割を持つ多目的ダムとなっています。 ダムにより出来た湖は「ながい百秋湖」と呼ばれ、名前の由来は所在地である長井市の「ながい」と、『古事記』の一節である『豊葦原之千秋長五百秋之水穂国(とよのあしはらのちあきのながいほあきのみずほのくに)』から採った「百秋」に因んでいます。この語句の意味は『稲穂の実る美しい日本が、五百年も千年も続いて欲しい』であり、いつまでも長井の地域が美しい風景を保って欲しいという願いを込めて命名されています。湖岸の山肌は、傾斜が急で、所々に断崖が露出し、新緑の季節や紅葉の季節は特に美しい景観が楽しめ、オススメです。