米澤民藝館「享保雛展と貝合せ展」 yonezawamingeikan
おきたま・かみのやま雛回廊協賛事業。例年、3月上旬、江戸時代中期の豪華絢爛な享保雛を中心に、「貝桶と貝合せ」や雛道具、装飾品、京の雅の織物などが古い佇まいに飾られます。 人形たちは優しい面立ちで本紅をさしてある口元は一層貴族の雅を感じさせてくれます。女雛の冠は瓔珞(装飾品)が美しく、装束は五衣・唐衣姿で、紅花染めの袴には綿を入れて丸くふくらませ、豪華に作られています。貝桶は金蒔絵で王朝の雅が薫り、対になる貝合わせは絵柄が美しく描かれており、夫婦の固い絆を祈るものとして古も変わらぬ親心を彷彿とさせてくれます。