敷石供養塔 shikiishikuyoutou
本供養塔は、明治十八年(1885)乙卯(きのとう)三月に建てられたものである。風化して読み取り困難な部分も多いが、寄付者、世話人の名が刻まれている。石段は安然大師(あんねんだいし)の御入定霊窟(ごにゅうじょうれいくつ)に続く約400段の自然石・切石が敷かれている。一部は敷石のない急な山道となるが、やはり石段のあるところは登りやすくて疲れも緩和される。 由緒書きもないことから、碑のごとく敷石に対する感謝「信仰心」として塔を建て供養したものであろう。